巣
Hey Princess 俺たちだけ人間でいよう
my name is Bandai
巣を拡大する。歩いて25秒の公園、反対側のリバーサイド。
そこに居る子供達は俺の子供達であって、俺の子供達ではない。大人達も同じく。
俺の部屋の1つは太陽が照り、雨も降るが、読書に最適の場合もあるし運動にも最適な瞬間も備えている。
そこに居る彼等彼女達は我と同じく自分の死を知らない。この世に自分の死を知ってる人がいるだろうか。 死んでいる事を知っている死者はいない。
自分の死体をみたいなら、鏡をみればいい。そこには、死体であって死体ではない姿があるだろう。 俺も鏡見るのやっぱり嫌いじゃない。
蝶々が飛ぶ部屋には蟲もいるだろう。それらは知り合いかもしれない。
記憶を掘る。レコード、カセット、写真、を掘る。
記憶は不意に洪水の様に現れ、平気でその辺の子供も飛んだり親が消えたりしていく。
行った事の無い場所に来たはずが、来た事があった場所に来た時の事。
記憶は不意に掘り起こされ、ショックでイメージの洪水に巻き込まれる。
やはり彼等は知り合いかもしれない。
いつでも死ねるし、永遠に死ぬ事ができない。
Bron-kさんも歌ってる
「まるで生きる為にゆっくりと死んでゆく様に」